児玉 英雄（こだま・ひでお）
海外で活躍する日本人カーデザイナーの先駆け的存在。1960年代より約40年にわたり独オペルに在席。「カーグラフィック」誌に連載を持ち、後進デザイナーに大きな影響を与えた。手がけたクルマはオペル コルサ（ヴィータ）、ティグラ、アストラなど多数。

根岸 秀孝（ねぎし・ひでたか）
いすゞのデザイン室長として大ヒットした初代「ジェミニ」などを手がける。その後、米テキサスインスツルメンツで電卓をデザインするなど、多彩な経歴を持つ。日本カーデザイン大賞の審査員も務める。

クリス・バングル
元BMWのチーフデザイナー。アヴァンギャルドとも評されるほどの印象的なデザインで、同社のデザイン路線を大きく変革、賛否両論を巻き起こした。代表作はE65型7シリーズ、E85型Z4ロードスターなど。BMWの前に在席したフィアットでは、今なお名デザインとして高く評価されているクーペフィアット、バルケッタを手がけた。

ジュリアン・トムソン
フォード、ロータス、フォルクスワーゲン、ジャガーランドローバーなどで活躍したカーデザイナー。英ロータスでは初代エリーゼをデザイン。またジャガーランドローバーでは先鋭的なスタイリングで世界を驚かせたレンジローバーイヴォークを手がけた。現在はジャガー先進デザイン部門のディレクターを務める。

サイモン・コックス
カーデザイナー。ロータスでエスプリやエランに関わった後、いすゞに移籍。中村氏とともにコンセプトカー、4200Rやビークロスを手がける。その後GMのデザインディレクターとしてコンセプトカーのキャデラック・シエンやキャデラック・コンバージをデザイン。今日のキャデラックデザインに大きな影響を与えた。現在は日産のラクジュアリーブランド、インフィニティの英デザインスタジオのトップを務める。

ハービー・ハンコック
ジャズミュージシャン。1960年代以降から現在に至るまでジャズシーンをリードするジャズの第一人者。1960年にプロとしてデビューし、ジャズの新しい時代を切り開く話題作を発表し続けている。代表的な楽曲に「ウォーターメロン・マン」（"Watermelon Man"）、「カンタロープ・アイランド」（"Cantaloupe Island"）、「処女航海」（"Maiden Voyage"）、「ドルフィン・ダンス」（"Dolphin Dance"）など多くのジャズ・スタンダードの他、ヒップ・ホップとのクロスオーバーを図った「ロックイット」もある。グラミー賞受賞歴多数。