シンポジウム「ローカルに美大があるということ」30年後の価値を守るために

Sep 01,2023interview

#AKIBI

Sep01,2023

interview

シンポジウム「ローカルに美大があるということ」 30年後の価値を守るために

文:
TD編集部 藤生 新

2023年7月9日、秋田公立美術大学開学10周年記念展「美大10年」関連プロジェクトとして、シンポジウム「ローカルに美大があるということ」が開催された。平田オリザ氏、中山ダイスケ氏、岩井成昭氏の議論から見えてくる「地方美大のいま」とは。その詳細をお届けしたい。

2023年4月に開学10周年を迎えた秋田公立美術大学(以下、秋美)。23年7月から8月にかけて、秋田市文化創造館を舞台に、開学10周年記念展「美大10年」が開催された。

この展覧会のコンセプトは、地域とのつながりを重視する秋美で行われてきた教育とその成果を、市⺠と共にふり返るというもの。その一貫として「ローカルに美大があるということ」と題したシンポジウムが行われた。

「あきびをほどく」(ウェブサイト「AUA Chronicle」より)

登壇者は、日本を代表する劇作家・演出家で、芸術文化観光専門職大学の学長を務める平田オリザ氏。TDが2021年にインタビューした、東北芸術工科大学学長の中山ダイスケ氏(参照「山形で考える、これからのアート/デザイン教育」)。そしてモデレーターとして、昨年から2度にわたってTDがインタビューしている岩井成昭氏が登壇した(参照「鉱山、地酒、マタギ、農業。  協働が生みだす秋田公立美術大学の「複合芸術」 」「開学10周年、秋田公立美術大学の現在 vol.3」)。

東京一極集中が叫ばれて久しい日本の美術大学。そんな状況を変革するように、それぞれの「ローカル」に向き合うことで独自に活動してきた3つの芸術系大学の視点に迫ってみたい。

悲願の大学設立

平田氏が学長を務める芸術文化観光専門職大学(以下、Professional College of Arts and Tourismの略として「CAT」と記載)は、2021年4月に兵庫県豊岡市で開学した。2025年3月に初めての卒業生が出る新しい大学だ。

そもそも「専門職大学」とは、特定の職のプロフェッショナルになるために必要な知識と実践的なスキルを身に付けられる大学のこと(文部科学省ウェブサイトより)。したがって、地域の産業界とのつながりが一般的な大学よりも強くなる傾向がある。

それでは、CATが所在する豊岡市はどのような地域なのだろうか?
兵庫県北部に位置する豊岡市は、東京23区とほぼ同じ面積でありながら、人口はわずか7万5000人ほど(ちなみに東京23区の人口は2023年8月時点で971万人)。これまで4年制大学がひとつもなかったため、若者の市外流出が止まらず、大学を設立することは市民にとっての「悲願」だった。

平田オリザ氏(提供:秋田公立美術大学)

平田オリザ氏(以下、敬称略):2021年4月に開学した本学は、学年定員80人、全学320人の小さな大学です。しかし、年間で生まれた子どもの数が500人を切り、大学進学のため7割の若者が市外に出ている豊岡市では、20年後の若者人口は学年あたり150人程度になることが予想されています。

1学年150人しか若者がいない豊岡市に、毎年全国から80人の若者がやって来るということ──この数字は大きな人口インパクトになりました。さらに市の試算によると、卒業生の2~4割が市内に留まってくれれば、人口減少が大きく緩和されるとも言われている。ですから、大学の設置は豊岡市にとって文字通り「悲願」だったんです。

シンポジウム後の8月4日には新たな支援策も発表された。兵庫県は県内在住者を対象に、2024年度よりCATの授業料を所得制限なしで完全無償化することを発表したのだ(参照「県立大学の入学金と授業料 兵庫県が県民対象に無償化の方針」)。

このように、CATは「人口減少」という課題解決の最前線に位置づけられている。

なぜ「観光」なのか?

開学以来、CATへの入学希望者の平均倍率は5倍以上という高い数値をキープしている。これは公立大学ではトップクラスの倍率で、希望者の85%以上が第一志望であるという。人気の理由はどこにあるのだろうか?

平田本学の売りは、日本で初めて演劇とダンスの実技を本格的に学べる公立大学であるということ。東京藝術大学にも音楽学部と美術学部がありますが、演劇学部はありません。

それに対して韓国に目を向けると、国公立・私立をあわせて、映画・演劇学部のある大学は115校もあります。人口比でいえば日本の20倍。映画や演劇の学びに対する潜在的な需要はそれほど大きいということです。それに対する高いレベルでの供給が、韓国映画やドラマの基礎を支えています。さらに本学ではダンス教育にも力を入れており、バレエ界のアカデミー賞と言われる「ブノワ賞」を日本人で唯一受賞した木田真理子氏らが専任で教えています。

左:岩井成昭氏、右:平田氏(提供:秋田公立美術大学)

演劇・ダンスに加えて、もうひとつ見逃すことができないのが「観光」という軸だ。芸術文化観光専門職大学の学校名にも「観光」の二文字が入っているが、その狙いについて、平田氏は次のように語る。

平田現在日本はインバウンドで潤っています。観光業界の努力も多分にありますが、外的要因としては、円安と東アジアの経済発展が大きい。
中国と東南アジアでは、10億人近い中間層が生まれつつあります。年間所得が300~400万円を越えてくると人々は海外旅行に行き始めるといわれていますが、その旅先として、安心安全で円安の日本が選ばれているというわけです。
その際、最初にみなさん富士山や姫路城のような定番の観光地に行かれることになりますが、二度、三度とそうした場所を訪れることは滅多にありません。海外からのリピーターを呼び込むためには、食文化、スポーツ文化、そして芸術文化を含む「文化観光」が鍵になるんです。

本学の名前に「芸術文化観光」という言葉が入っているわけはそこにあります。要するに、文化観光のスペシャリストを育てようとしているんです。そしてこれが豊岡市の地域課題とも直結してきます。
豊岡市には、志賀直哉の短編「城の崎にて」の舞台になった城崎温泉があります。しかし現在、観光産業には構造的な変化が生じており、一言でいえば、国内の中間層ではなく海外の富裕層を対象とした「リゾート型滞在」への変化の必要性が高まっているんです。

海外の富裕層は、著名な観光地を訪れることよりも、昼は山登りやスキューバなどのスポーツを楽しみ、夜はミュージカルやオペラのようなアートを楽しむ滞在を求めます。「昼のスポーツ」と「夜のアート」がリゾート型観光に求められる二大要素なんです。
そして豊岡には、豊かな自然、食、温泉があります。しかし最も欠けているのが「夜のアート」。豊岡が国際的なリゾート地になるためには、その核になる人材を育てる必要があります。これがうまくいけば、豊岡市の人口減少への解決策にもなるでしょう。

さらにこの課題は、日本社会全体がこれから直面する問題にもなるはず。その解決策をいち早く提案してみせることが、今後本学の大きな強みになると考えています。

山形の現在は10年後の日本の姿

東北芸術工科大学(以下、芸工大)は、1992年に開学した公設民営の私立大学だ。TDでは2021年に現地を取材した(「山形で考える、これからのアート/デザイン教育:前編」「後編」)。

山形と聞くと豊かな自然を連想するが、意外にもキャンパスは都市に面した場所にある。学長の中山ダイスケ氏によれば、他県からの進学者には「地元よりもずっと都会で驚いた」と話す学生も多いという。

中山ダイスケ氏(以下、敬称略):東京芸大の上野キャンパスを除いて、東京の美大のほとんどは都心から離れた場所にあります。それに対して本学には門も塀もなく、都市となだらかにつながっています。
朝には構内で太極拳をするおじいちゃんがいたり、敷地内に幼稚園(こども芸術大学認定こども園)があるのでお子様連れがいたり、学食は近所の主婦たちのたまり場になっていたり、といった雰囲気が本学の日常です。

中山ダイスケ氏(提供:秋田公立美術大学)

町に直結したキャンパスの雰囲気は、芸工大が「地方の社会課題」に向き合う態度を自然と形成しているようだ。

中山人口減少、自然破壊、空き家問題、 IT弱者。山形や秋田はこれらの問題で不名誉な全国トップに位置しています。でもこれらは「地方特有」の課題でなく、これからますます「日本全体」の課題になるはず。

とすると山形は日本の最先端で、山形の現在は10年後の日本かもしれない。だから「東京か山形か」で迷っている受験生には「今が知りたいなら東京へ、未来を見たいなら山形で一緒に実験しましょう」と伝えているんです。

中央:中山ダイスケ氏(提供:秋田公立美術大学)

中山秋美さんが羨ましいのは、受験時に専門が分かれていなくて、入学後に学生が専門を選べるということ。でもそれが出来るのは公立だからで、私立である本学は、どの学科に何人の学生が入るか、きっちり設計しないと商売として成り立たないんです。
だから本学では入学後にプロジェクト演習を通して学科横断的に学生をつなげています。

学生をディレクションするのは、ディレクター職の数名の教員たち。学生が実際に現場に出て企業の人と話をする際にも、学生だけでなく教員も一緒に参加することで「こういうシーンではこう話すんだよ」と実演しています。
その結果、本学と山形市内の企業との結びつきが年々強くなり、市内には地元企業と学生がつくったカフェが生まれたり、卒業生がつくったお店が増えるなど、目に見えて町が変化してきました。

一生懸命ステキな作品をつくっても「ようわからん」で終わってしまうことは、残念ながらしばしばです。でも直接町に役に立つことができて、山形市内の地価も20年ぶりに上がって、ようやく「芸工大が山形にあってよかった」と言っていただけるようになりました。

誰もアートやデザインになんか興味ない

中山氏の口から出てきた芸工大と秋美の違い。それに対して、秋美の岩井成昭氏が応答するかたちで三者のディスカッションがスタートした。

岩井成昭氏(提供:秋田公立美術大学)

岩井成昭氏(以下、敬称略):芸工大さんと本学の違いの話題が出ました。ご指摘の通り、本学は東北・北海道地区で唯一の公立美術大学です。公立であることを活かした伸び伸びとした教育を進められることは利点であり、また地域には、ある程度の実験的な試みも長い目で見て頂けるような懐の深さもあります。

現状でうまくいっているのは、本学の前進にあたる短大(秋田公立美術工芸短期大学)時代に築かれた、工芸の先生方の蓄積があったから。そのため、地域に根ざした地場産業や伝統工芸とのつながりをベースにしていけます。いきなり上から「現代アート」や「デザイン」をもってきたのではなく、地域に密着した「工芸」の土壌が耕された上に、アートやデザインが挑戦できるフィールドが醸成された、というとイメージしやすいでしょうか。

中山:前提になるのは、そもそも誰もアートやデザインになんか興味ないということですよね。アーティストやデザイナーは、ついつい「良いものなので見に来てください」と言いがちですが、そもそも地域の人に関係がなければ誰にも見られないんです。

しかしみなさん文化に興味がないかといえば、そんなことはなくて。うちの親や親戚でも、パリに行ったら並んででもルーブル美術館に入ります。でも一方で地元の美術館には一度も入ったことがなかったりする。言ってみれば、わざわざ美術館で心を洗われなくても、日常的にそれができるものが他にあるということなんです。だから日本の文化的な土壌は本来豊かなんだなと。

従来の地方美大には「アートは良いですよ」「デザインは良いですよ」と言いながら、東京から人を呼び、東京の雑誌に書いてもらって地域の人は知らんぷり、という態度がありました。良いものは良いとしても、そこをどうやって地域に翻訳して伝えていくのか、それを第一に考えていきたいですね。

アートが「観光の道具」になるということ

岩井公立大学に行政や市民が求めているものは、まずローカルを大切にしてほしい、ということですよね。芸工大さんは私立大学ですが、行政の評価はどう受け止めていますか?

左:岩井氏、中央:平田氏、右:中山氏(提供:秋田公立美術大学)

中山基本的に、認可さえしてくれれば放っておいてくれという立場です。行政と関わっておもしろいことをやろうとしたり、公共施設等を利用させてもらう際など、ルールがハードルになることが多いです。もっと柔軟に対応してほしいのですが、その都度交渉しています。
本学は公設民営のため、設立時に県市の税金が使われています。ですので、行政が決めきれないことや課題の解決を芸工大に頼ってくることがあります。たとえば、交通の社会実験を本学で実施したり、空き家問題の解決策を相談されたりなどですね。

岩井CATさんはいかがですか?

平田うちは県立なので、県知事との関係は非常に重要になります。本学は前の知事が作ったものですが、現職の斎藤元彦知事にも高く評価していただいています。

県知事でなく市長に関してですが、具体的なエピソードがあります。
私がディレクターを務めている豊岡演劇祭というフェスティバルがあるのですが、本学は演劇祭への会場提供、運営サポートなどを行っています。フェスティバル全体で1億円ぐらいの予算でやっていますが、豊岡市の支出はたったの50万円なんです。
あとは全部演劇祭のスタッフが、文化庁やふるさと納税などから数千万円を集めて、それを原資に交付金を獲得して、さらに文化庁の文化観光予算、企業からの協賛資金などを集めて1億円のお金をつくっています。
そのうち6~7割のお金は地元の宿泊業や飲食業に落ちていきます。だから、今の市長は元々演劇祭に反対していたんですが、就任直後のブリーフィングを受けて、就任1週間後にはフェスティバルの継続に賛成してくれました。

 

豊岡演劇祭ウェブサイト

平田言ってしまえば、文化観光においてアートは資金や人を呼び寄せるためのトリガーなんです。しかし、そういったことにアートが使われることに反発する人はたくさんいます。「アートを観光の道具にするのか」と。それに対してぼくは「道具上等」と返してきました。道具にされて駄目になるようなアーティストは元々才能のない人なので。
「良い作品はこちらが責任をもってつくるので、どんな使い方をしてくれても構いません」と、荒波にもまれながら言える気概のあるアーティストを育てたいとも考えています。

中山小さな町に芸術大学があることは、未来への経済・文化戦略なんですよね。時の政治家が「これは使える」と思ってくれたら、ぼくはそれで十分だと思うんです。最終的に、それが未来への投資になるとぼくたちは確信しているので。だからそのためには、周りからどう言われようが、いくらでもアートを利用してくださいと思いますね。

30年後の価値を保証する「プロの役割」

「大学と市民」や「芸術と政治」をめぐり、現在の課題から未来の課題まで、ダイナミックなやり取りが行われた。議論が白熱してきたところで、シンポジウムは質疑応答へ。会場からは「大学と市民、芸術と政治は、これからどんな関係性を結んでいくべきか」という問いが投げ掛けられた。

会場とやり取りする様子(提供:秋田公立美術大学)

平田アートは未来に向けられた存在なので、いま役に立つものだけを残していくと将来的に痩せ細ってしまいます。

そこに「プロの役割」がある。「この作品はいますぐにはご理解いただけないかもしれませんが、30年後には確実にこの町を豊かにします」ということを、体を張って発言できるのが私たちプロだと思っているんです。だから、組織のトップにはやはりアーティストがいないといけません。最終的に経営面だけで判断されると、長期的な判断ができないからですね。

今日しきりに「課題解決」と言ったことも、企業的な論理で「半年で利益を出します」みたいな話ではないということは改めてお伝えしておきます。私たちの言う「課題解決」とは、究極的には「本質に迫ること」だと思っています。そこに大学の意義がある。つまるところ大学は「知の防波堤」であり、美大は「美の防波堤」です。だから守っていくものはきっちり守っていくつもりです。

中山違う角度から言えば、本学は町から自然と求められる存在であり、最終的には「やめさせてもらえない存在」になりたいと思っています。たとえば、町にある古い城なんかはいくら採算が合わなくても潰されないじゃないですか。そんな存在が理想だなと。

これから少子化がますます進んでいって、18歳人口は減っていく一方ですが、時間のある高齢者層は多くなっていきます。なのでこれからの美大は、若者だけでなく、町の人全体にとっての知の拠点になる必要性があるのかもしれません。

岩井ぼくは、首都圏であろうが地方であろうが、芸術系の大学が決して忘れてはならないものは、批評性だと考えています。古いものは残さなくてはいけない、あるいは現代性を取り入れた先鋭的な価値観を取り入れなければいけない、など、ぼくたちはついそういう方向を向いて議論しがちです。
しかしそれに先立って、その古いものがなくなりつつある原因はどこにあるのか、なぜ、誰が、その新しい価値観を必要としているのか、そういう批評的であり、根源的な問いを市民と共有していかないのではないか。

プロジェクトが動き出すと「成功させなきゃ」「成果を出さなきゃ」という圧が生まれます。でもその前段階で「なぜ、それが私たちにとって必要なのか?」を市民と一緒に考えること。そのような議論を醸成させる機会を作り出すこと。例えばそれを、地域内に共存する教育機関や市民と協働して作り上げることが夢です。

 

閉幕時の様子(提供:秋田公立美術大学)

理想論でも現実論でもなく

豊岡のCAT、山形の芸工大、秋田の秋美──三者ともに共通していたのは、しばしば浮き世離れしたものと思われがちな芸術系大学の存在理由を、いかにして地域に寄り添ったものへと「翻訳」するかというものだった。

ここで重要なのは、2つの視点を同時にもつということだろう。

ひとつめは、中山氏が話していたような、直接町の役に立つことで20年ぶりに地価が上がり、ようやく地域から大学が受け入れられたという具体性のある視点。

もうひとつは、平田氏が話していたような「プロの役割」──つまり、体を張って30年後の価値を守るという巨視的な視点。

この2つはしばしば「理想と現実」として、どちらかを切り捨てるように語られがちだ。しかし単なる理想論でも現実論でもなく、これらの視点が両立して語られたことに希望をもたされるシンポジウムだった。また、こうした地に足の付いた議論が行われるということ自体が、最後に岩井氏が述べていた「批評性」の実践そのものなのかもしれない。

 

秋田公立美術大学開学10周年記念展「美大10年」関連プロジェクト
シンポジウム「ローカルに美大があるということ」
日時:2023年7月9日(日)13:30~15:00
会場:秋田市文化創造館
登壇者:平田オリザ(芸術文化観光専門職大学 学長)、中山ダイスケ(東北芸術工科大学 学長)
モデレーター:岩井成昭(秋田公立美術大学ビジュアルアーツ専攻教授)
主催:秋田公立美術大学
企画制作:NPO法人アーツセンターあきた
撮影:林文洲、山岸耕輔、チェシヨン、安藤陽夏里、安藤帆乃香

平田オリザ(ひらた・おりざ)

劇作家・演出家・青年団主宰。芸術文化観光専門職大学学長。江原河畔劇場芸術総監督。こまばアゴラ劇場芸術総監督。豊岡演劇祭フェスティバル・ディレクター。1962年東京都生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。1995年『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞受賞、2006年モンブラン国際文化賞受賞など、受賞多数。2011年フランス文化通信省より芸術文化勲章シュヴァリエ受勲。2019年『日本文学盛衰史』で第22回鶴屋南北戯曲賞受賞。

中山ダイスケ(なかやま・だいすけ)

東北芸術工科大学学長。アーティスト、アートディレクター。1968年香川県生まれ。武蔵野美術大学中退後、現代美術作家として活躍。97年からニューヨークを拠点に活動。デザイン分野では舞台美術、ファッションショー、店舗や空間、商品や地域のプロジェクトデザイン、コンセプト提案などを手がける。2007年東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科教授、18年から現職。

岩井成昭(いわい・しげあき)

秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科教授・副学長。美術家。1990年代から多文化状況をテーマに、欧州、豪州、東南アジアにおける調査を進める。2010年からはプロジェクトベースの「イミグレーション・ミュージアム・東京」を主宰。その一方で拠点を秋田に置き、秋田公立美術大学大学院複合芸術研科の新設に参与したほか「創造的辺境」を標榜するなど様々な活動を並行して進めている。2013年より現職。

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