EVERNEW『チタンアルコールストーブ』モノローグ|語りかけてくるモノを見つめて vol.10

NEW Jun 19,2020column

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NEW Jun19,2020

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EVERNEW『チタンアルコールストーブ』 モノローグ|語りかけてくるモノを見つめて vol.10

文:
TD編集部 有泉 伸一

ふとした瞬間に語りかけてくる「モノ」たちがある。つい触れたくなる、誰かに伝えたくなる ー そんなモノたちと、それにまつわるエピソードを一口サイズでお届けしよう。

EVERNEW『チタンアルコールストーブ』

今夜の寝場所を決める。バックパックからストーブを取り出す。
アルコールを注入し、風防をセットして点火する。ポットを載せる。プレヒートの「ボッ、ボッ」というくぐもった音に続いて「チリ、チリ、チリ」と本燃焼の音が聞こえてくる。
ビビィサックを広げ、スリーピングマットやキルトの準備がひと段落する頃には、静かにお湯が沸いている。

厳冬期のアルプスや八ヶ岳ならガソリンストーブ一択だし、燃焼効率や簡便さを考えるとガスストーブも良い。しかしソロハイクが多い僕はアルコールストーブを使うのが好きだ。山の静寂さに似つかわしい道具だと思う。

近所の散歩から日帰り低山、夏の稜線歩きまで。いくつも持っているアルコールストーブの中で間違いなく出番が多いのは、このEVERNEW『チタンアルコールストーブ』。

チタン製で重さはたった35g。真鍮製の定番Trangiaのスピリットバーナー(TR-B25)の3分の1以下と、圧倒的に軽い。踏んづけても壊れることのない堅牢な構造で、ユニークなガレージメーカーのアルミ空缶ストーブよりも頑丈にできている。火力も安定しており、「軽さと丈夫さと安定感」のバランスがとれている。

本体内部にはアルコール計量のための目盛りが刻まれている。この目盛りによって、それぞれのクッカーでの沸騰までに最低限必要な分だけ注入することができ、無駄なく燃料を使うことができる。慣れるまではアルコールの量を間違えやすいので、一見なんてことないけれど、とても嬉しい機能。MADE IN JAPANっぽい細やかさだ。

使えば使うほど、本体にチタンブルーの味わい深い「焼き色」がついて、愛着も湧いてくる。

初めてのアルコールストーブには、この1台をおススメする。まずは近所の低山でコーヒーを淹れてみてはどうだろうか。(おしまい)

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EVERNEW『チタンアルコールストーブ』

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