デザイン教育機関も出展
最後に触れておきたいのが、デリーショーにはデザイン教育機関のブースが必ずあるということだ。NID(ナショナル・インスティテュート・オブ・デザイン)やIDC(インド工科大学ボンベイ校インダストリアル・デザインセンター)、MITID(MITインスティテュート・オブ・デザイン)といった名門デザイン大学は、デリーショーの常連出展者でもある。主催者が用意した小さなスペースには、所狭しと作品が並べられるのが常だ。
それぞれ課題で製作したプレゼンテーションパネルやレンダリング、クレイモデルを展示するのだが、説明員を兼ねる学生たちがとにかくアツい。世界中のメーカー関係者に自分を売り込むチャンスをうかがっているのだ。こちらがプレスだと言うと、たいがい「それなら作品に対する意見を聞かせてほしい」とくる。プレゼン技術うんぬん以前に、自分を積極的にアピールする必要性、そして対話や議論によって成長することを理解しているとわかる。
なおルノーは「The Concept」というコンセプトモデルをここで初公開したが、これはルノーのインターンシップ・プログラム「ルノー・デザイン・アカデミー」の作品をフルサイズモデル化したもの。このインターンシップはチェンナイにあるルノーのデザインスタジオで実施され、インドのデザイン学校で学ぶ若者を対象にして開催されている。
「The Concept」は2017年に参加した学生の中で、フランスのデザイン学校ISD Rubikaのプネー校から参加したメンバーの提案。現在はベントレーのインテリアデザイナーとして、イギリスで働いているとのことだ。


2019年は東京モーターショーも開催される「モーターショーイヤー」。5大モーターショーも華やかで楽しいけれど、編集部では世界中で開催されるローカルモーターショーの魅力をもっともっと伝えていけたらと思います。次回のレポートもお楽しみに!


