2018年、パリモーターショーにて(編集部撮影)
2025年9月20日、初代ロードスターの生みの親であるカーデザイナー・俣野努(通称:トム俣野)さんが逝去されました。
1989年に米シカゴショーで発表された初代ロードスターは、瞬く間に全米を席巻。「マツダ・MX-5ミアータ(Mazda MX-5 Miata)」として愛され、「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカー」としてギネス世界記録にも認定されています。

TDでは2017年、俣野さんにお話を伺う機会がありました。雑誌『CAR STYLING』初代編集長の藤本彰さんを聞き手に迎えたロングインタビューは、編集部にとって大切な思い出の一つです。
「ミアータ」は古ドイツ語で「贈り物」「報酬」を意味します。初代ロードスターは、運転する楽しさ、所有する喜び、そしてかけがえのない思い出を、多くのカーオーナーたちに贈り続けてきました。
クルマ好きな方もそうでない方も、今宵はその誕生秘話を読みながら乗り物の未来に思いを馳せてみませんか。
【連載】カーデザイナー・トム俣野とロードスター(全7記事)
トム俣野氏インタビュー後記 聞き手・藤本彰が次世代に送るメッセージ