「ミアータ」という贈り物初代ロードスターを生んだトム俣野を偲んで

NEW Sep 29,2025interview

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「ミアータ」という贈り物 初代ロードスターを生んだトム俣野を偲んで

文:
TD編集部

1989年に誕生した初代ロードスターは「走る楽しさ」を誰もが体験できる贈り物として、人々の心をつかみました。その生みの親、カーデザイナーの俣野努(トム俣野)さんが2025年9月20日に逝去。私たちは、彼が残したデザインの哲学と、ロードスターに込められた想いを改めて振り返ります。

トム俣野こと故・俣野努さんと、『CAR STYLING』初代編集長の故・藤本彰さん。
2018年、パリモーターショーにて(編集部撮影)

2025年9月20日、初代ロードスターの生みの親であるカーデザイナー・俣野努(通称:トム俣野)さんが逝去されました。
1989年に米シカゴショーで発表された初代ロードスターは、瞬く間に全米を席巻。「マツダ・MX-5ミアータ(Mazda MX-5 Miata)」として愛され、「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカー」としてギネス世界記録にも認定されています。

初代ロードスター

TDでは2017年、俣野さんにお話を伺う機会がありました。雑誌『CAR STYLING』初代編集長の藤本彰さんを聞き手に迎えたロングインタビューは、編集部にとって大切な思い出の一つです。

「ミアータ」は古ドイツ語で「贈り物」「報酬」を意味します。初代ロードスターは、運転する楽しさ、所有する喜び、そしてかけがえのない思い出を、多くのカーオーナーたちに贈り続けてきました。
クルマ好きな方もそうでない方も、今宵はその誕生秘話を読みながら乗り物の未来に思いを馳せてみませんか。

【連載】カーデザイナー・トム俣野とロードスター(全7記事)

Sneak Preview 

vol.1 初代ロードスターはこうして生まれた

vol.2 プロトタイプ完成から量産まで

vol.3 カーデザイナーの原点

vol.4 海外経験を結集したマツダでの取り組み

vol.5 「いま」と「これから」

トム俣野氏インタビュー後記 聞き手・藤本彰が次世代に送るメッセージ

 

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