プロの指導でクレイモデル作り!子どもも親も楽しいカーモデラー教室体験レポート

NEW May 14,2019report

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プロの指導でクレイモデル作り! 子どもも親も楽しいカーモデラー教室体験レポート

文:
TD編集部 出雲井

日本カーモデラー協会の協力で、東京・科学技術館において年に数回開催される人気イベント「ワクエコ・カーモデラー教室」。運よく抽選に当たったTD編集部の出雲井(いずもい)が、小学生の息子とともに参加。想像以上に本格的だった。

人気イベントにまさかの当選!

自分の手で好きなクルマを作れる。しかも現役プロモデラーの指導のもとで。
そんな夢のような教室が科学技術館で開催されるという情報をWebで見つけ、さっそく申し込んだ。といってもこの教室は小・中学生が対象。自分で参加するわけではなく、小学4年生の息子の付き添いだ。
かなりの人気イベントなのだが、何と運よく当選! せっかくなので記事にしたいと科学技術館に取材を申し込んだところ許可を得ることができたので、参加者目線でレポートしたいと思う。

そのイベントは、(公財) 日本科学技術振興財団・科学技術館と(一社)自動車工業会が主催する「ワクエコ・カーモデラー教室」。日本カーモデラー協会(JCMA)の協力で、国内自動車メーカーの現役モデラーたちが集まり講師を務めている。カーモデラーという仕事を子どもたちに体験してもらい、ものづくりを次の世代に伝えていくのが目的だ。

我々が参加したのは2019年3月21日の春分の日。主に小学校低学年向けの「おてがるコース」と小学校高学年から中学生向けの「じっくりコース」があり、筆者は息子が小学校4年生ということもあり、後者を選んだ。

題材に選んだのは、伝説のスーパーカー

事前に「作りたいクルマの写真や絵を持ってくるように」という指示があったので、息子にスーパーカーの画集を渡してみた。すると息子が選んだのはランチアの「ストラトス・ゼロ」。1970年のトリノ・モーターショーで発表されたコンセプトカーで、イタリアのカロッツェリア、ベルトーネが手がけた未来的なデザインが特徴だ。
チーフデザイナーはマルチェロ・ガンディーニ。ランボルギーニのミウラやカウンタック、フェラーリ・ディーノ、シトロエンBX、ルノー5など、数多くの名車を手がけた奇才である。

空気抵抗を極限まで追求するため車高はわずか83cm。乗員はフロントウインドウを持ち上げて乗り込み、ほとんど寝そべった状態でシートに収まる。YouTubeに実際に人が乗り込み走行しているビデオがあるので、ご存じない方はぜひ見てもらいたい。とにかくSF映画のように未来的で、マンガのように極端で、美しいクルマだ。

 
photo by Buch-t

ついクルマの紹介に熱が入りすぎてしまった。当日我々を担当してくれた菅田先生(本田技術研究所の現役モデラー)は「完全にお父さんの趣味ですね」と笑っていたが、決して誘導したつもりはないのだが……。

このときは、ストラトス・ゼロは直線ばかりだし、クレイでも作りやすいんじゃないか。もしかしたら簡単すぎるかも、なんて軽く考えていた。
でも菅田先生の表情はなんだか不安そう。実際に作り始めると、自分の認識がどれだけ甘かったか思い知ることになる。
ちなみにワクエコ・カーモデラー教室では、現実にあるクルマではなく、自分が想像で書いたスケッチをもとに作るのもOKだ。

プロも使う本物のクレイでモデル作り

さて、席に着くと目の前にはモデル作りの材料が置かれていた。モデルの芯となる中子(なかご)、タイヤ、そして黄色いパーツは製作中にタイヤとボディがくっつかないようにするためのタイヤカバーだ。
この中子にインダストリアルクレイ(粘土)を盛り付けてボディの形を作っていく。

クレイは実際に自動車メーカーで使われているものと同じもの。温めると柔らかくなり、常温まで冷めると固まる性質のため使う直前まで専用の冷蔵庫のようなケース(温めるので温蔵庫?)で保管しておく。

我々を担当してくれたのは前述の、ホンダの菅田先生。
このイベントでは子ども1名につき1名のモデラーさんがつきっきりで指導してくれる。なんともぜいたくな環境だ。普段モデラーさんが仕事で使っているようなクレイモデル用の道具も用意されていた。

秘密兵器はなんとあの調理道具?!

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